失敗の数だけ成功があると信じたい!暗礁に乗り上げた企画たち

  • Insect Collectionは、有難いことに「これは全然売れなくて困った…」という商品がありません。

     

    私たちは元々アパレル畑のチームではないので、アパレルのノウハウを色々教えてもらうことがありますが、「見せ商品を作った方が良い」、「売れる商品が際立つように、捨て商品を作った方が良い」とか、「原価率は10%のものもあれば80%のものもある。トータルで売れれば良いし、売れる商品の原価率だけ気にすれば良い」とアドバイスされたことがありました。

     

    素人なので、「全部可愛い方が良くない?」、「いちいち原価率を気にしながらなんか売れないよ…」と思いました。

    全ての商品を自信を持ってお店に並べたいですし、並んでいて嫌なものを置きたくはありません。

    こっちの商品は需要ないだろうから原価率が高くてもいいやと考えるなら、そんな商品ご提供したいと思いませんでした。

     

     

    需要のないものは、SDGs12の“つくる責任”を果たしているのかと思うのです。

     

     

    このようなアパレル素人発想で挑んだ結果なのかは分かりませんが、太陽カモンや、昆虫大集合、蓄光ホタルシリーズのような目立つ商品以外も、在庫ロスを出すことなく、お客様に受け入れていただいているのかもしれません。

     

     

     

    その反面、商品発表前には、沢山の企画がお蔵入りになっています。

     

    例えば、浴衣などのフラワー昆虫シリーズのお花は10回以上、お花と昆虫のバランスを見ながら、花の種類を変えたり、イラストのタッチを変えたり、修正を重ねてようやく発表しました。

    デザインは良くても、この昆虫はこの葉っぱにはいないという生態的ボツデザインも発生してしまいました。

     

    企画が進んでサンプルが仕上がっても、原価が高額になりすぎて販売価格に見合わないと判断したものは最終的にボツになっています。

     

    パスケースやポーチを昆虫の形で企画しましたが、『中身が入りそうなの丸いテントウムシしかいない問題』も根強く存在します。

     

    それでも試行錯誤しながら、少しずつ学びを得て、私たちのお蔵入り率は下がってきているように思います。

     

     

     

    しかし、一つ一向に進展が見られないアイテムがあるのです。

     

     

     

     

     

    何度となくボツを繰り返し、未だに着地できていないのが、着ぐるみパジャマです。

    ブランドイメージ存続のため、写真は載せられませんがご了承ください。

     

     

    言わずもがな、かまきりくんになりきれるパジャマですが、どうしても、どうやっても可愛くならないのです。

     

    頭を大きくしたら可愛くなるのかと思いましたが、キッズのXLともなると、頭が1mくらいないと大きく感じず、非現実的です。

     

    カマキリなので、カマもあります。ここが蒸れるという問題もありました。

     

    触覚もきっとJIS規格でNGになろうかと思います。

     

     

    また10月のハロウィンパーティーが近く頃、このアイテムの需要は高まりメッセージをいただくことでしょう。

    しかし、今のところ着地する気配はありません。

    明日から8月。

    10月には完全に間に合いませんので、先んじて2020年の発売はないことをお知らせいたします。

     

     

    人間は失敗から学ぶことが沢山あると聞きます。

    これからも失敗を恐れず、トライ&エラーを繰り返し、皆さんに『全部かわいい!』と言っていただけることを目指して物作りに励みますので、どうぞ暖かい目で見守っていただけますと幸いです。

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