新しい生活様式のスクールライフは可哀想なのか

  • (画像は虫コレアンバサダー様のお写真をイメージとして使用しています。本文の登場人物とは無関係です)

    2020年に卒入園・卒入学・就職を経験した年齢は、『特別な世代』とされることが予想されていた昨年。

    残念ながら今年も大幅な状況改善は期待できない状況です。

    2020年、2021年が特別な2年となるのか、今後長きに渡ってこのような状況なのか、見通しが立っていません。

     

     

    自宅で過ごすことが増え、友達と会う機会が減る。

    習い事の機会が減り、学習への影響が出る。

    入学式がオンラインになったり、分散開催になったり、集合写真の撮影が無くなったり、多様な影響があることと思います。

     

     

    我が家の子どもも、今年小学校に上がる年齢。

    卒業コンサートが縮小されたり、遠足がなくなったり、様々な予定変更がありました。

     

    しかし、子どもにとっては全てが初めてのことなので変わったことを実感していません。

     

     

    もう少し大きな学校生活に慣れた児童は別だと思いますが、6歳くらいだと何の戸惑いもないんだなと思った事件がありました。

    子どもがお友達とテレビ電話をしていた時のことです。

     

     

    気がつくと、子どもがソファーの後ろに隠れています。

    不思議に思っていると、タブレットから「もーいーかい!?」と聞こえます。

    子どもは「もーいーよー!」

     

    。。。。。まさかのかくれんぼでした。

     

    お友達は「ベッドの下!?」と聞きます。

    彼は我が家に来たことはありませんから間取りなど一切把握していません。

     

    奇跡が起こらないと絶対に見つからないかくれんぼ。

     

    子どもはしばらくすると、「ソファーのうしろでしたー!」と言って、満足げにタブレットの前に戻っていました。

     

    画期的すぎると思いました。

     

    自宅にいながら友達としっかり遊び、外遊びの定番をリモートで。。。

     

    それを目の当たりにした時に、子どもは置かれた環境に順応できる。

     

    私たちも夢番地やマイデザインを公開した、人気の「あつまれ どうぶつの森」で卒業式を作った子どもたちの話もありました。

     

     

     

    「リモート会議より実際会う方が、やっぱり伝わる。」
    この1年、大人はよくこの会話になったと思います。

    だから子どももそうだとは限りません。

     

    可哀想と決めつけるのは、学校行事の「従来の定番の子どもの姿」を見たかった大人たちのエゴなのかもしれません。

     

     

    マスクも同じです。

    今日ふと「マスクするの嫌?」と子どもに聞いてみたところ、「え?なんで?」と言い、私が「学校でみんなもマスク嫌だとか言ってない?」と聞くと「だれもいってないよ。」と呆れたような言い方で答えました。

    そして、「なんでそんなしつもんするの?」と怪訝な顔をされました。

     

    もちろん感染症が生活を脅かしていることは、大変な危機であり、成長や教育へのさまざまな影響も考えられます。
    子どもたちを守ること、それが最重要事項です。
     

     
    おしゃべり禁止の給食をはじめとした日常生活や、人数制限となるイベントなどで、残念な思いをすることももちろんあるでしょう。
    マスクが苦手な子の苦しみには、当然寄り添ってあげたいと思います。
     

     
    しかし、何十年も生きてきた私たちと、今の幼い子どもたちの感覚は違って当たり前。
    私たちがお気に入りのレイングッズや眼鏡を選ぶように、楽しそうに自然にマスクを選ぶ姿も。
     
    新しい生活の中でも子どもたちは楽しみを見つけ、受け入れ、日々成長しています。
     
    全てが可哀想、辛いはず、という思い込みで大人が接することが、「わたしたちは可哀想なんだ」という意識を抱かせ、逆に子どもたちを苦しめるのかもしれません。

     

     

    こうして生活が変わり、定着してゆく中、今一度グリーンリカバリーについて考えたいと思い、この記事を書いています。

     

     

    グリーンリカバリーは「気候変動対策をコロナ後の経済復興の中心に据えよう」という動きです。
    なんだか難しそう。と思われるでしょうか。

    これは容易に私たちの家庭に置き換えることができます。

     

     

    新しい生活様式で必要になったものを購入することは、これまでにはなかった「消費」です。

     

    その消費は、小さいけれど着実に経済への影響を及ぼします。

    消費は、多くの場合、エネルギーを使い、CO2を排出してしまいます。

     

    だからこそ、その新しい経済活動が、気候変動に貢献しているかどうかが重要だと思うのです。

     

    衛生を重んじたり、テイクアウト推奨になったため、大量に消費されるカップやボックスなどの使い捨て商品。

    これらが環境配慮されたものを使っているお店を選ぶことも素敵なアクションです。

     

    そういった容器を選択しているお店は、現在それ以外のお店よりも、多くのコストを容器にかけています。

    「きちんと配慮されているんですね。」とか「子どもにも罪悪感なく使わせられます。」とか、一声かけるとお店のスタッフさんに気持ちが伝わると思いますし、逆にお気に入りのレストランに容器を環境配慮したものに変えることを薦めてみるのも素敵なアクションになるのではないでしょうか。

     

    多くの企業が取り組むと、これらの環境配慮された商品がより効率的に生産することが可能になり、コストも下がっていくからです。

     

    私たちのキャッサババッグや、Insect Gardenで採用している透明の紙袋もまさに同じことです。

    沢山のお客様のアクションがあれば、他の企業がマネをしてくれます。

    すると価格も下がり、みんなが買いやすくなる。

    地球も、企業も、お客様も。みんなハッピーです。

     

     

    昆虫マスクも新しい消費です。

    マスクは日本で全て生産し、輸送にかかるエネルギーを削減していたり、衛生環境、衛生教育が遅れているアフリカへ収益全てを寄付しています。

     

     

    私たち消費者が消費をするということは、企業などに利益をもたらします。

    その企業がそのお金をどう使っているかにも注目することも、グリーンリカバリーやSDGsに繋がります。

     

     

    企業は、社会貢献活動などについてWEBサイトに掲載していることが多いですよね。

    普段よく行くお店、利用する商品のメーカーがどんな貢献をしているのか興味を持ってみていくと、消費が変わります。

    気候変動などへの意識が高い欧米では、企業のソーシャルな活動次第で購買も不買も大きく変化します。

     

    日本でもこのタイミングで消費行動が変わり、ニューノーマルがノーマルな子ども達の未来のために貢献しているかどうかを見極める時代が来てほしいと願っています。

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